長年住んでいた家の隣の土地を購入され、そのスペース全体を庭にしたいというリフォームを兼ねた物件となります。
弊社が特集されたテレビ番組を見てお電話を頂いたのですが、現場を拝見しスペースの広さにまず頭を悩ませました。
オーナー様とお話をしていく中で、植物のお世話が大変お好きということで盛り上がったのをきっかけにデザインベースが決定。自然素材と植物を中心に纏める構成となりました。
主なスペースが道路から少し奥まったところに位置ため、円形状に輸入石を配置し多方向からの視線を受ける形をとり、道路とガーデンスペースを出来るだけ最小限の壁で仕切ることにより、開放的な空間を演出。
外からの視線は壁の間に植物を入れることで、一見パブリックスペースのような印象にしました。
また、採用した素材は天然木の門柱や自然石のアプローチと花壇。木々の成長も手伝って、時間と共に風合いが増す素材でデザインすることで、庭全体が心地よい変化を見せてくれます。
完成から半年ほど経って再度訪問させていただきましたが、お手入れが行き届いている植物がオーナー様のお庭に対する愛着を物語っており、道行く人の視線を留める清々しい空気を纏っていました。