住まう人のぬくもりと 愛着を感じさせる素材のセレクト
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エクステリアの設計をする際に留意することの一つとして『機能性』というものがあります。リビングからの視線をカットしたり、雨に濡れないように建物への動線を確保したりなど。 |
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ご依頼をいただいたM様とは奥様とお話を進めていく機会が多かったのですが、そのお話の中でポイントとなったことがやはり『機能性』。
ただ、一つ違ったのがその『機能性』全てがご家族への配慮に繋がっていたことでした。小さいお子様が出入りしやすいようにと、玄関部分にスロープを希望されたり、ご多忙なご主人様の帰宅を考慮してガレージにはセンサーライトを取り付けることに。
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オーナー様の人柄を感じながらイメージとして浮かんできたものは、子供の元気な声。青々とした芝生を元気に駆け回り、嬉しそうにはしゃぐ声を聞きながらキッチンで食事の支度をする奥様。そんな生活提案を織り込みたいとデザインしたものが今回の作品となります。
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住まう人のぬくもりと人柄を伝えるために、採用する素材を厳選。自然素材を中心にする中、アクセントカラーとして根府川石を使用し空間を引き締めました。門柱前に設置したベンチは奥様の休憩所。暖かい季節、子供と一緒に遊んでみようかなというちょっとした仕掛けとなっています。枕木やレンガ、根府川石などの気分を癒してくれる自然素材は景観にも溶け込み『愛着』というデザインに。
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やがて時間とともに思い出も積み重なり、ぬくもりも増していくものとなりました。
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